『蝋人形』(昭和五年ー昭和十九年)の検討(ブックレット近代文化研究叢書12)
『蝋人形』(昭和五年ー昭和十九年)の検討(ブックレット近代文化研究叢書12)
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あたり
猪熊 雄治 (著者)
『蝋人形』の軌跡を辿る試みは、木下夕爾や中桐雅夫の投稿作品をチェックするためい、『若草』『愛誦』とともに、『蝋人形』の誌面を確認していったことが契機となっている。二誌の後発誌でもあった『蝋人形』は、表紙に竹久夢二を起用し、また主催者西城八十の存在を全面に掲げたように、年少の文学愛好者たちの嗜好を意識した方向を推し進めていくが、筆者の『蝋人形』への関心も、このような誌面作りへの注目から始まり、その後創刊以降の動きを追っていく作業を進めていくこととなった。(本書より)
初版2017年3月25日
B5判/64ページ
はじめに
第1章 『?人形』の出発
第1節 投書雑誌としての『?人形』
第2節 文化誌としての『?人形』
第3節 新しい投稿者たちの出現と支部の開設
第4節 支部活動の拡大
第5節 同人誌の刊行と支部活動の転機
第2章 詩誌としての『?人形』
第1節 「詩中心」の強化
第2節 加藤憲治の発言
第3節 加藤の提起
第4節 定型詩運動への共感
第5節 加藤の目指したもの
第3章 詩誌としての充実
第1節 同時代詩壇への視線
第2節 時局性の出現
第3節 戦時色の浸透
第4節 支部活動のその後
第4章 大島博光の編集担当
第1節 大島への編集交代
第2節 編集の方向
第3節 詩論の充実
第4節 戦時色の強化
第5章 日米開戦後の『?人形』
第1節 開戦後の誌面 ?
第2節 開戦後の誌面 ?
第3節 開戦後の誌面 ?
おわりに
あとがき
発行所: 近代文化研究所