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はじめまして、助動詞:はてしなく深くて不確かな古典文法の世界(ブックレット近代文化研究叢書19)

はじめまして、助動詞:はてしなく深くて不確かな古典文法の世界(ブックレット近代文化研究叢書19)

通常価格 2,200 円(税込)
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初版2025年3月14日
B5判/142頁

 

学校で学ばされた古典文法。特にその要点とされる助動詞。無味乾燥で、意地の悪いひっかけ問題に使われ、読めるはずの文をかえって読めなくしているような、つまらないやつ。教科書に載っている物語が、多様な表情を見せるのに対し、文法は冷たくて、どこまでいっても無表情なまま。そんな文法に表情が見えたのは、大学に入ってからだった。高校までに覚えさせられたのは、文法について考えるための前提に過ぎず、そこから考えることはいくらでも広がる。文法とは、覚えるものではなく、考えて、自分でつくり出すものであり、学校で暗記させられたあの活用表も、誰かが考えた結果であった。そして別の誰かには、別の考えがあり、意外にも、そもそもわかっていないことがいくらでもある。無機的な表に閉じ込められていた助動詞が、活用形が、未知の生き物のように見えてくる。あれ? 面白いぞ、この世界…。気づけば大学で、古典語の文法を教えるようになっていた。(略)

高校で助動詞に散々いじめられた記憶がある人も、ほとんど覚えられなかった人も、「覚えて、できなければいけないこと」という呪縛から離れ、「ねえねえ知ってる? ティラノサウルスってね…」というちょっとした話を聞くような気持ちで、助動詞の話に、お付き合いいただきたい。
はじめまして、助動詞。(「はじめに」より)


目 次
はじめに   3
序説 5
Part Ⅰ 古典文法の深淵へ
第1章 活用形概説   15
1.活用形の形式と意味   15
2.「連用と連体」から   20
3.「未然と已然」から   26
4.助動詞にとっての活用形   30

第2章 助動詞と、それが接続する活用形   32
1.「ず」「む」「じ」―「非現実」としての打消、意志・推量   35
3.「む」ならざる〝推量〟〝推定〟―終止形接続の助動詞の位置   43
4.「現実」としての過去・完了   50
5.ここまで扱われていない「助動詞」   57
6.活用形、再論   60

Part Ⅱ 古典文法の彼方へ
第1章 古 典文法を学び、古典文法で遊ぶ―学生からの出力   
67
第2章 擬人化助動詞・活用形キャラクター大図鑑   
73

第3章 擬 人化キャラクターを利用した展開
―漫画で学ぶ活用形   112
おわりに   140
主要参考文献   142

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